2012年1月18日水曜日

初蹴り会

名古屋FC2012年の初蹴り会が1月2日に行われた。毎年の事ながら、新年早々それも9時という朝早く、現役選手、OB及びそれぞれの保護者、総勢300名近く集まり、ミニゲームなどで汗を流し、また、おしるこなどを頂き、正月早々とてもなごやかな雰囲気であった

午前中開催ということで寝不足の方もいたと思うしかしながら、懐かしい話やOBや現役選手の楽しそうな顔を見ることができ、私自身も大変楽しい時間を過ごすことができた。現役選手様々なOB、プロ選手、大学サッカーで活躍中の選手、全国区の高校で活躍している選手、ちょっと危なさそうな選手、若いのにもう太り始めた選手などなど、いろいろな雰囲気を持ったOBが来たが、月日のたつのは本当に早いと感じた。
 
今年は名古屋FC出身の選手が所属する高校として、青森山田、清水商業、中京大中京、四日市中央工業、立命館宇治、帝京可児、市立船橋、香川西、高川学園などが全国高校選手権にたくさん出場しており、初蹴り会に出席できなかった選手も多くい。1月9日の高校サッカー選手権の決勝戦にOBである四日市中央工業高の寺尾俊祐、市立船橋高の副キャプテンの鈴木 潤の両名が決勝戦で国立のピッチに立つという、名古屋FCにとってはすばらしいニュースとなった私としてはどちらも応援しなくてはいけない立場なので、複雑な心境ではあったが、両名とも延長戦までフルタイム出場し、精一杯戦ってくれて本当に感動した。また両名とも優秀選手に選ばれた。今後も、このように次のステージで活躍してくれる選手がたくさん出てきてくれることを願ってい

名古屋FCのジュニアユースを立ち上げ14年が経った。世間では相当からあるクラブのように言われていが、まだ14年しか経っていない。その14年の中でクラブユース選手権5回、高円宮杯全日本ユース選手権5回、計10回の全国大会出場、最高位全国3位という実績と、選手個人としては先に書いた高校選手権は全国で相当数の選手が出場し活躍してきた。

また、プロ選手は名古屋FC出身者では、Jリーグに過去3人が在籍し、海外においてはルーマニアの1部リーグで活躍する1期生の瀬戸、それと今年は3期生と5期生の選手が、ベルギーなどの欧州へチャレンジしに行

最近はU23日本代表に選出され、オリンピック日本代表に選ばれている5期生の大岩など個人としても確実に実績を作ってきてい。このような実績は選手個人が努力をしてきたことに他ならないが、我々が上を目指す環境を演出したり、初蹴り会のような歴史と伝統を支えていただいた保護者の皆様がいて初めて成就したものと思ってい

このような会が選手にどのような影響を与えるかは、後々になって見えてくることは間違いない。また、このような会に参加していただいた保護者の皆様の力は本当に大切なものだと思。このことについては感謝に耐えない

また、現在私がうるさく言っているサッカーに取り組む姿勢であったり、あいさつや身だしなみ、マナーやモラル、いろいろな人への感謝の気持ちと表現であったりなどと同じで、大きな意味を持ってくると確信してい。このような考えを持ちながら、今後も愛知県のサッカーを盛り上げていきたいと考えてい
小崎 峰利

2011年10月17日月曜日

クラブユース選手権にて(2009年6月18日作成)

サッカーは11名、ベンチを含むと25名、今のトップチームの選手は、人の影に隠れてしまい責任感の薄い選手が多いのが現状である。みんなが『誰かがやってくれる』『誰かがやっている』というイメージである

印象的だったのが対戦相手のコーナーキックにも関わらず、GKがゴール後ろのボールを拾いに行き相手選手に渡す場面があった。本来ならGKがいち早くポジションを取り、DF陣に指示をするのが仕事である。また、この時にもFPからGKに声もかけず、案の定手痛い失点をした。
 

クラブユース選手権を通じて感じたのは個人の戦術理解力が低いことである。この局面ではワンタッチプレー、この局面ではキープなど、状況判断を必要とされるシーンでのプレーが雑である。ボールを失ってはいけない局面でも平気でボールを失ってしまいことで、自らゲームの流れを壊してしまう場面も多く見られた。
このような事はオンザピッチだけでなく、日ごろの学校生活や家庭生活のオブザピッチの場面でもトレーニングができ。良い判断ができる選手になれるように努力して欲しいものである
我々が上を目指す大きな理由としては、全国区の選手や、チームを目の当りにする機会を得ること、上の大会での零囲気を肌で感じることなどが上げられ


サッカー選手として、一人の人間として一流を目指すための一つの材料である考えてい

予選で敗退したチームは当然ながら東海大会やJヴィレッジの零囲気を感じることができず、どこが勝って、どこが東海大会やJヴィレッジに行くのかなど、負けた後関心が薄れていくチームがほとんどである

我々もこのような感覚にならず、常に上を目指し緊張感を持って今後のトレーニングを行っていこうとスタッフ間でも話し合った
 名古屋FC EAST 橋詰 誠

クラブユース選手権を終えて(2009年5月22日作成)

クラブユース選手権が終わった。いつも終わって考えることは、今年は何をしてきたか?と自問自答をし、それから分析を始める。毎年公式戦への起承転結をイメージさせ、上を目指すことの本当の理由を説明し、その中で個としてまたチームとしてどのようなプロセスを送らせることができたか?

我々は競技サッカーをやっている。その中で我々育成年代に一番大切なスキルという部分を最重要課題にして取り組んでいるが、サッカーという難しいスポーツは、そのスキルやアイデアを駆使し、チームとして相手からゴールを奪い、ゴールを奪われないことに心血を注ぐスポーツである。

個人としてそのスキル、アイデア、状況判断、闘争心、視野の確保などなどバランスよく身に付けていかなくてはならない。また、チームとしてチーム力のアップを計らなくてはならない。そういう観点からみると今回はどうだったのか?今回はチーム力ということを中心に考えてみたい。

我々が上を目指す大きな理由として上へ行けば行くほど高い緊張感の中での戦いができる、ということがあげられる。上(全国、世界)を感じさせ、上を見ることによる意識向上、また目標の明確化などそれを感じさせた上でチーム力をあげる。

本来チームという生き物は、選手それぞれが1の能力を持っていて、11人集まれば最低でも11になる。中にはひとりで2も3もの能力を持っている選手もいる。残念ながら現在のわがチームにはそういう選手はいないが・・・。ただチームというのはおもしろいものでサブメンバーも含め、また保護者の方(いわゆるサポーター)も含め、15にも20にもチーム力はアップする。団体競技の妙はここにあるのだ。
 今回のわがチームは選手個人の常日頃の緊張感が薄く、また上につながる大会への入り方に問題があったと言わざるを得ない。私は今まで数多くの経験をしてきたにもかかわらず、その緊張感を演出し損ねたことに大きな反省がある。

今チームの2年余りの技術力の進歩には非常に満足をしているが、そのスキルをどのように使い、相手が変わる中、どういう対応力を発揮し、辛い、甘いなどの味付けや熱くとか冷静にとかいうさまざまな緊張感を生み出すことができなかった。

選手たちは、ロッカールームの中で悔しいという雰囲気を味わうこともなく、いつ終わったかもわからないくらいあっけなく大会を終えた。改めて育成年代においてバランスよくサッカー競技を教えていくむつかしさを味わった。この反省を新たな引き出しの中に入れ、いつでも出すことができるように準備をすることにしよう。
小崎 峰利